四季を楽しむ庭に!季節別おすすめ植栽リスト
四季を楽しむ庭に!季節別おすすめ植栽リスト
せっかく庭があるなら、ただ整えるだけでなく「季節の移ろいを楽しめる庭」にしてみませんか?
春の花、夏の涼やかな緑、秋の紅葉、冬の実や枝ぶりなど、季節ごとに変化する庭は、見る人の心を豊かにしてくれます。
この記事では、日本の四季に合わせた季節別のおすすめ植栽を「花」「低木」「高木」「グランドカバー」のカテゴリに分けて紹介します。
🌸 春(3月〜5月)
春は、庭全体が芽吹きと彩りに包まれる季節。花の香りと明るい緑が、空間に生命力をもたらします。
● 花・草花
- チューリップ
- パンジー・ビオラ
- クリスマスローズ
- ムスカリ
- ネモフィラ
● 低木
- ユキヤナギ(白い花が風に揺れる)
- レンギョウ(明るい黄色)
- アジサイ(早咲き種)
● 高木
- サクラ(ソメイヨシノ・しだれ桜など)
- ハナミズキ(白・ピンク)
- コブシ
● グランドカバー
- 芝桜(地面を這うように花を咲かせる)
- ヒメツルソバ
☀ 夏(6月〜8月)
強い日差しを避けながら、緑の爽やかさや夏ならではの彩りを楽しみます。涼しげな葉や日陰をつくる木が活躍。
● 花・草花
- アガパンサス(青紫の花が涼しげ)
- インパチェンス
- サルビア
- マリーゴールド
● 低木
- アベリア(丈夫で白い花)
- トレニア
- トキワマンサク
● 高木
- シマトネリコ(涼感のある葉)
- エゴノキ(白花・涼しげなシルエット)
- ヤマボウシ(花と木陰の両方が楽しめる)
● グランドカバー
- ディコンドラ(銀葉で爽やかな印象)
- ワイヤープランツ
🍁 秋(9月〜11月)
紅葉や実りの季節。赤・橙・黄色の暖色系が庭に彩りを加え、落ち着きのある空間を演出します。
● 花・草花
- コスモス(秋の代表花)
- シュウメイギク
- リンドウ
● 低木
- ナンテン(秋から赤い実が楽しめる)
- ドウダンツツジ(紅葉が美しい)
● 高木
- モミジ(日本庭園の代表格)
- イチョウ
- ハゼノキ
● グランドカバー
- リュウノヒゲ(黒い実が秋に目立つ)
- タマリュウ
❄ 冬(12月〜2月)
落葉する木が多く、景観が寂しくなりがちな季節ですが、冬ならではの「枝ぶり」や「実」を楽しむ植栽がポイントです。
● 花・草花
- ビオラ・パンジー(冬でも元気)
- スイセン(寒中に花を咲かせる)
- シクラメン
● 低木
- ツバキ(赤や白の花が冬の主役)
- サザンカ
- マホニア・コンフューサ(黄色い花と葉のコントラスト)
● 高木
- カラタネオガタマ(常緑で姿がきれい)
- フェイジョア(葉の裏が白く、冬も美しい)
● グランドカバー
- ヘデラ(アイビー系で冬でも緑をキープ)
- オタフクナンテン(冬に赤く色づく)
通年で活躍するおすすめ植物
季節に関わらず、通年で庭を引き立ててくれる常緑植物も取り入れたいところです。
- オリーブ
- ユーカリ
- ソヨゴ
- アオダモ
- ローズマリー(常緑&ハーブ)
四季をつなぐ庭づくりのポイント
季節ごとに植え替えるのもよいですが、基本は「通年楽しめる樹木」をベースにして、草花や下草で季節感を加えていくスタイルがおすすめです。
ポイント:
- 通年グリーン(常緑樹)をベースに
- 花は季節感を演出する脇役として
- 植える位置で日照・湿度・風通しを考慮
また、季節の変化を楽しむためには「剪定・手入れ」も重要です。定期的なメンテナンスで美しさを保ちましょう。
まとめ
四季を楽しめる庭づくりは、日本の気候に合った最も自然なスタイルです。
季節の変化に合わせて咲く花、色づく葉、実をつける木々があるだけで、庭の景色はドラマチックに変化します。
「何を植えたらいいかわからない」という方は、まず今回紹介した植栽リストを参考に、春夏秋冬それぞれの季節を感じられる一本を選んでみてください。
あなたの庭が、四季の移ろいを感じられる特別な空間になりますように。