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土壌改良と一緒に抜根がおすすめな理由

<h1>土壌改良と一緒に抜根がおすすめな理由</h1>

<p>庭木を抜根するとき、多くの方が「木を取り除くだけでいい」と考えがちですが、実は<strong>土壌改良を同時に行うこと</strong>が、美しい庭づくりやトラブルのない植栽には非常に重要です。</p>

<p>この記事では、<strong>抜根と同時に土壌改良を行うべき理由</strong>や、<strong>具体的な改良方法、よくある失敗例</strong>などを、造園のプロの視点からわかりやすく解説します。</p>

<h2>抜根作業で「地面」は一度リセットされる</h2>

<p>抜根とは、地上の幹だけでなく<strong>地下に残った根まで完全に除去</strong>する作業です。</p>
<p>この作業では、以下のような変化が起こります:</p>

<ul>
<li>土壌が掘り返される</li>
<li>根のあった場所に空洞ができる</li>
<li>埋め戻しと整地が必要になる</li>
</ul>

<p>つまり、<strong>地面が一度リセットされるタイミング</strong>なのです。このタイミングで土壌改良をしておけば、次の植栽がより健康に育ちやすくなります。</p>

<h2>なぜ抜根と一緒に土壌改良すべきなのか?</h2>

<h3>① 根の影響を受けた土は劣化している</h3>
<p>長年植物が育っていた土壌は、根が栄養を吸い続けた結果、<strong>養分が乏しくなっている</strong>ことが多いです。</p>
<p>また、<strong>団粒構造の崩壊や酸性化</strong>、排水性の悪化なども見られます。</p>

<h3>② 地盤沈下や水はけ不良を防げる</h3>
<p>抜根後の埋め戻し時に、排水性の悪い粘土質の土をそのまま戻すと<strong>根腐れや水たまり</strong>の原因に。</p>
<p>腐葉土や改良材を混ぜて、<strong>水はけと保水のバランスが良い状態</strong>を作ることが重要です。</p>

<h3>③ 新しい植栽の根張りが良くなる</h3>
<p>硬くなった土は、新しい植物の根が入り込みにくくなります。</p>
<p><strong>掘削したタイミング</strong>でふかふかに改良しておけば、<strong>根がよく張り、成長スピードも安定</strong>します。</p>

<h3>④ 二度手間を防げる</h3>
<p>植えたあとで「やっぱり土を入れ替えればよかった…」となると、<strong>また掘り返す必要</strong>が出てきます。</p>
<p>抜根という大掛かりな作業と合わせてやっておくことで、<strong>効率よくコストも抑えられます</strong>。</p>

<h2>土壌改良の具体的な方法</h2>

<h3>1. 腐葉土やバーク堆肥の投入</h3>
<p>養分を加えるだけでなく、<strong>土壌の物理性(通気性・排水性)も改善</strong>できます。</p>

<h3>2. 砂・パーライトの混合</h3>
<p>粘土質や湿りやすい場所では、<strong>砂や軽石を混ぜて排水性を改善</strong>します。</p>

<h3>3. 苦土石灰でpH調整</h3>
<p>酸性に偏りすぎた土には、<strong>石灰で中性に近づける</strong>処理が必要です(※入れすぎ注意)。</p>

<h3>4. 深さ30cm以上まで耕す</h3>
<p>表層だけでなく、<strong>根が伸びる範囲まで耕す</strong>ことで改良効果が高まります。</p>

<h2>実際の施工事例</h2>

<p><strong>場所:</strong>神奈川県横浜市 緑区霧ヶ丘の戸建て住宅<br>
<strong>内容:</strong>老朽化したキンモクセイの抜根+新たな目隠し植栽のための土壌改良</p>

<ul>
<li>抜根後、根の張っていた範囲の土を一部入れ替え</li>
<li>腐葉土+赤玉土+バーミキュライトで改良</li>
<li>新しくシマトネリコと下草を植栽</li>
</ul>

<p><strong>結果:</strong>根張りも順調で、1年後も元気な状態を維持</p>

<h2>よくある失敗と注意点</h2>

<h3>❌ 改良せずに植える</h3>
<p>土が固いままだと<strong>根詰まりや成長不良</strong>を起こします。</p>

<h3>❌ 表面だけふかふかにする</h3>
<p><strong>根が下に伸びられず、浅根になって倒れやすい</strong>庭木になることも。</p>

<h3>❌ 改良材の入れすぎ</h3>
<p>有機物や石灰の入れすぎで<strong>逆に肥料焼けやpH異常</strong>が起こる場合があります。</p>

<h2>まとめ|抜根後は土壌の再生チャンス</h2>

<p>✔ 抜根は<strong>土を掘り返す=改良のベストタイミング</strong><br>
✔ 古い根の影響を受けた土は、そのままだと植物が育ちにくい<br>
✔ 腐葉土や砂などで排水性・通気性を整えることが重要<br>
✔ 表面だけでなく<strong>30cm以上しっかり耕して</strong>おく<br>
✔ 土壌改良と同時施工で<strong>二度手間やトラブル回避</strong></p>

<p>庭の美しさや植物の健康を長く保つために、<strong>抜根+土壌改良</strong>はセットで考えるのがおすすめです。</p>

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