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抜根後の地盤沈下を防ぐには?

<h1>抜根後の地盤沈下を防ぐには?</h1>

<p>庭木や樹木を伐採・抜根した後、「地盤が沈んでしまった」「駐車場に段差ができた」といったトラブルを耳にしたことはありませんか?</p>
<p>これは、抜根作業によって<strong>地中に空洞ができたり、土の構造が変化</strong>することが原因です。</p>
<p>本記事では、<strong>抜根後に起こりがちな地盤沈下の原因と、それを防ぐための正しい対策</strong>について、造園・外構のプロの目線でわかりやすく解説します。</p>

<h2>1. なぜ抜根後に地盤沈下が起こるのか?</h2>

<h3>① 太い根の空洞化</h3>
<p>大木の抜根後、根が張っていた場所には<strong>地中に空洞</strong>ができます。埋め戻しが不十分だと、その部分が沈みやすくなります。</p>

<h3>② 土壌の締め固め不足</h3>
<p>掘削したあとに土を戻す際、適切な<strong>転圧(締め固め)を行わない</strong>と、雨などで徐々に土が沈み、表面がへこみます。</p>

<h3>③ 腐敗した根の沈下</h3>
<p>根を完全に除去せず一部残っていると、それが<strong>腐敗して縮小・崩壊</strongし、地盤が下がる要因になります。</p>

<h3>④ 埋戻しに使用した土の性質</h3>
<p>粘土質や有機質の多い土は、水分を含むと沈みやすくなります。<strong>土の選定ミス</strong>も沈下の原因の一つです。</p>

<h2>2. 地盤沈下を防ぐための抜根後対策</h2>

<h3>① 根をできるだけ完全に除去する</h3>
<p>太い根や主根を残したままでは、腐敗による空洞化が避けられません。<strong>重機を使用して可能な限り根を掘り上げる</strong>のが理想です。</p>

<h3>② 適切な土で埋め戻す</h3>
<p>抜根で空いたスペースには、<strong>水はけがよく、沈下しにくい山砂や再生砂</strong>を用いて埋め戻しましょう。黒土や腐葉土だけでは不安定になります。</p>

<h3>③ 層ごとの転圧(締め固め)を徹底する</h3>
<p>埋め戻しは一度にすべて行うのではなく、<strong>30cmごとに土を入れて転圧する</strong>のが基本です。プレートコンパクターなどを使えば、より確実に固められます。</p>

<h3>④ 数日間の沈下観察期間を設ける</h3>
<p>すぐに舗装や植栽をするのではなく、数日〜数週間様子を見て、<strong>再度沈下する箇所がないか確認</strong>しましょう。</p>

<h3>⑤ 表面仕上げの再施工</h3>
<p>沈下防止の仕上げとして、<strong>防草シート+砂利</strong>や、<strong>モルタル・コンクリート</strong>での仕上げを検討するのも有効です。</p>

<h2>3. 現場での事例紹介</h2>

<h3>事例:横浜市緑区・庭リフォーム</h3>

<p><strong>施工内容:</strong><br>
老朽化したキンモクセイの抜根後、駐車スペースとして再利用するための地盤整備。</p>

<p><strong>対応:</strong></p>
<ul>
<li>ユンボによる完全抜根</li>
<li>山砂を50cm分層投入し、プレートで3層転圧</li>
<li>コンクリートで土間仕上げ</li>
</ul>

<p><strong>結果:</strong>1年経過後も沈下・ひび割れなし。住まい手の安心感も向上。</p>

<h2>4. DIYで対応する場合の注意点</h2>

<p>DIYで抜根・整地を行う場合、以下に注意してください:</p>
<ul>
<li>根の周囲を深く・広く掘ること</li>
<li>重たい転圧器具がなければ、手で踏み固めるだけでは不十分</li>
<li>施工後しばらく時間を空け、様子を見ること</li>
</ul>
<p>DIYでの施工は<strong>小規模な植栽スペースなどに限定</strong>し、大規模整地や構造物下ではプロに依頼するのが安全です。</p>

<h2>5. まとめ|抜根後の地盤は“慎重な整備”がカギ</h2>

<p>✔ 抜根後の地盤沈下は、空洞・転圧不足・腐敗根などが原因<br>
✔ 転圧・土の種類・観察期間の確保でトラブルを防げる<br>
✔ 駐車場・アプローチ・建物近くでは特に注意が必要<br>
✔ 地盤の再整備と土壌改良を同時に行えば安心・安全な庭に</p>

<p>見えない“地下の空間”こそ、丁寧な整備が求められます。美しく安全な庭を保つためにも、抜根後の地盤処理は怠らず、信頼できるプロと一緒に進めるのがおすすめです。</p>

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