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庭の水はけが悪いときの対処法と施工案

<h1>庭の水はけが悪いときの対処法と施工案</h1>

<p>雨の後、庭に水たまりができてなかなか乾かない…。<br>
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?<br>
実は<strong>庭の水はけの悪さ</strong>には明確な原因があり、適切な施工を行えば根本から改善することが可能です。</p>

<p>この記事では、造園の専門知識をもとに、<strong>水はけが悪い原因の見極め方と効果的な改善方法</strong>を具体的に解説します。</p>

<h2>1. 庭の水はけが悪くなる原因</h2>

<h3>① 土の粒が細かく締まりすぎている</h3>
<p>粘土質の土壌は粒子が細かく、隙間が少ないため、水が浸透しにくい特徴があります。<br>
特に新築住宅などでは、施工時に重機で地面が踏み固められており、水がたまる原因になります。</p>

<h3>② 地中の排水経路が塞がっている</h3>
<p>長年の雨や泥、落ち葉の堆積で<strong>地中の排水層</strong>が詰まり、水が逃げ場を失っていることも。<br>
以前は問題なかった庭でも、数年後に徐々に悪化するケースがあります。</p>

<h3>③ 勾配が不十分・地面が水平すぎる</h3>
<p>庭やアプローチに<strong>水勾配(すいこうばい)=排水のための傾斜</strong>が取られていないと、水が滞留します。<br>
1〜2%(1mにつき1〜2cm)の勾配を確保することが基本です。</p>

<h3>④ 植栽や人工芝の施工ミス</h3>
<p>人工芝や防草シートを敷いた際に、下地の整地や透水層を省略すると、水が抜けずに溜まりやすくなります。<br>
また植木の根が密集して地中の水の流れを妨げている場合もあります。</p>

<h2>2. 応急処置でできる水はけ改善法</h2>

<h3>① ぬかるむ部分の土を入れ替える</h3>
<p>小規模なエリアなら、<strong>粘土質の土を掘り出して砂質の土に交換</strong>することで改善します。<br>
園芸用の「真砂土」や「川砂」を混ぜると通気性・排水性が高まります。</p>

<h3>② 地表の水を排出する簡易ドレーン</h3>
<p>雨水がたまりやすい場所に<strong>U字溝や暗渠パイプ</strong>を設置し、低い場所へ排出します。<br>
DIYでも可能ですが、勾配を正確に取ることが重要です。</p>

<h3>③ 透水性の高い素材に変える</h3>
<p>アプローチや駐車場がコンクリートで水がたまる場合は、<strong>透水性コンクリート・透水ブロック</strong>に交換するのも効果的です。</p>

<h2>3. プロが行う本格的な施工法</h2>

<h3>① 暗渠排水(あんきょはいすい)工法</h3>
<p>地中に<strong>排水管(ドレーンパイプ)</strong>を埋設し、水を地下で逃がす方法です。<br>
雨水マスや側溝に接続することで、庭全体の水はけを改善できます。</p>
<ul>
<li>・透水管の周囲に砕石層を設ける</li>
<li>・排水方向に向けて1〜2%の勾配を取る</li>
<li>・フィルターシートで泥詰まりを防止</li>
</ul>
<p>この工法は特に<strong>粘土質土壌や低地の庭</strong>で有効です。</p>

<h3>② 透水層+防草シート+砂利の三層構造</h3>
<p>上層に砂利・中層に防草シート・下層に透水砂を敷くことで、<strong>見た目・排水性・防草性</strong>を兼ね備えた施工が可能。<br>
雑草が生えにくく、メンテナンス性も高いのが特徴です。</p>

<h3>③ 排水桝・グレーチングの設置</h3>
<p>敷地内の低い部分に<strong>排水桝(ドレン桝)</strong>を設置し、集めた雨水を排出。<br>
グレーチング(金属格子)を設けることで掃除や点検もしやすくなります。</p>

<h3>④ 植栽ゾーンの高低差デザイン</h3>
<p>植栽部分と通路・芝生エリアに<strong>段差をつけて水の流れをコントロール</strong>します。<br>
植木の根が直接ぬかるみに浸らないよう、レイズドベッド(盛土花壇)もおすすめです。</p>

<h2>4. 水はけ改善と同時にできる+α施工</h2>
<ul>
<li><strong>人工芝・砂利敷き:</strong> 雨後も快適に歩ける</li>
<li><strong>防草シート施工:</strong> 雑草対策と排水の両立</li>
<li><strong>デッキ設置:</strong> 水たまりを避けた空間活用</li>
</ul>
<p>水はけ改善は庭の快適性を上げるだけでなく、<strong>植栽の健康維持</strong>にもつながります。</p>

<h2>5. 自分でできる?プロに頼むべき?</h2>
<p>軽度のぬかるみならDIYでも可能ですが、<strong>地中施工・暗渠排水</strong>は専門技術が必要です。<br>
地盤の状態を調査し、排水経路を設計する必要があるため、プロに依頼するのが確実です。</p>

<h2>まとめ|水はけの悪さは“施工”で解決できる</h2>
<p>✔ 水たまりは「土質」「排水経路」「勾配」が原因<br>
✔ 砂・真砂土・透水素材で改善可能<br>
✔ 暗渠排水・透水層施工が最も効果的<br>
✔ 植栽デザインと併せて改善すると見た目もアップ<br>
✔ 専門業者に相談すれば長期的に快適な庭に</p>

<p>水はけの悪さを放置すると、植木の根腐れや蚊の発生などの原因になります。<br>
原因を見極め、<strong>適切な施工で根本改善</strong>することで、快適で美しい庭を取り戻しましょう。</p>

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